ロウ付け 溶接 岐阜|クラックが入った小さな部品の修理方法
ロウ付け溶接 バイク部品のクラック修理/ミツビシ シルバーピジョン C200 キャブ 燃料系パーツ

ハッキリしないお天気でスタートの岐阜市内




午後にはお天気も良くなりましたが、気温は思ったより上がらなかったですね。

今日は3.11です。あれから9年が経ちました。

9年も経っておりますが、未だ復興途中の被災地に心が痛みます。。東南海地震の確立も上がっており、次は我が身、東海、近畿、四国は、特に備えておかなければいけませんね。

本日もアルミホイール修理の専門店、岐阜のアームズへご来社下さいました皆様、ご丁寧なお問い合わせを下さいました皆様、誠に有難うございます。

現在、大変多くのホイール修理ご依頼を頂いております。複雑な修理、追加工、フルレストア、特殊カラーなどはお時間いただく場合も御座います。予め御了承下さいませ。

アームズの工場へ直接ご来社頂きます方は、事前に必ずご連絡下さいますようお願いいたしますね。

また、お問い合わせ、ご相談の際は、お名前に併せて、ご住所もお伝え下さいませ。大変多くのお問い合わせを頂いております。スムーズなやり取りをする為にもご協力の程よろしくお願いいたします。(お名前、ご住所をお伝え頂けない場合、ご返答致しかねます。予め御了承下さいませ。)

たまには、ロウ付け修理の記事をUPしておきます~

岐阜は大垣市のお客様より、
三菱 シルバーピジョン キャブ回り 燃料系配管部品 クラック修理(ロウ付け)のご依頼品です。


以前に何度もご依頼を頂いております、大垣市のお客様から、ご相談頂きましたのは、三菱 シルバーピジョン C200用、エンジンパーツ(キャブ回り燃料配管部品)の燃料漏れ、クラック修理です。

この時期ホイールの修理がパンパン、パンで、本来は今回のような部品修理はお受けしたくても出来ないのですが、これまで何度もいろいろな修理をご依頼いただいておりますお客様ですので、何とか合間の時間にやりくりして、お受けいたします。

60年も前のバイクのキャブ回りの部品のようですが、燃料が漏れてしまうようです。。。

小さなパーツですね。

穴あきボルトで取り付けられている部品は銅ワッシャーで固定されているようで、カラー部分は真鍮、パイプ部分は銅ですね。

中を燃料が通っている特殊な形状のカラーです。同パイプの付け根にクラックが見受けられますね。

ご自身で、ハンダで修復しようと試みたようですが、上手くいかなかったようです。。。

真鍮と銅の異種金属が組み合わされている60年も前の部品です、当時はロウ付け溶接が多様されていた頃でしょうかね。
部品取りなど、パーツが中古で手に入れば問題ないのですが、流石に部品はまず手に入らないとの事でお困りのようです。。。

うーーーん、失敗は許されませんので、リスクの高い修理となります。
念の為、ワンオフで部品製作出来るよう、アームズ制作部で、寸法を拾って簡単な図面を残しておきます。


3DCADを使って、銅パイプのモデリング~

真鍮部分の特殊カラー部品も3Dでモデリング


完成図も3Ⅾモデリングしておきます。

ワンオフで作っていたら料金も高くなりますので、念の為の作業ですよ。

段取りが整ったところで、修理作業開始です。

バイク関係の古いパーツなどは、ハンダで取り敢えず修復と考える方もいらっしゃるようですが、ハンダでは強度的に持ちませんね。
このパーツは元々ロウ付け溶接で接合されている部分ですので、ロウ付けで修復していきます。
簡易で治具を作って、ロウ付けするパーツをバーナーで炙ります。

簡易のガストーチなどでは温度が上がりませので、アセチレンと酸素を使用したロウ付け専用トーチで炙りますよ~(超薄い物なら可能かもしれませんが。)
接合する厚みが違うパーツです。炙り方が肝ですね。


ジュッ、ワァァ~~~~っと炙りますよ。
DIYされて残っていた融点の低いハンダが燃えちゃいます。ボォーーーっと

金属が真っ赤に染まってきますなぁ~ 熱そう!ってか、触ったら皮膚が燃えちゃいます

因みに銅や真鍮の融点は、およそ800~1000度付近です。アルミより融点が高いのでアルミに慣れているアームズ職人は楽ちんです。

そうそう、フラックスを事前に塗布しておくことは言うまでもありませんよ。

温度、フラックスの状態を見ながら、サッとロウ材を流し込み一周行き渡らせます。


良い塩梅です。

軽く磨いて完成です。


銅ワッシャーのシート面も問題ありませんが、念の為、軽くOILストーンで面出ししておきますね。


大垣市の Hさま、今回もご丁寧なご連絡、ご依頼、誠に有難うございました。

図面はお役御免となりましたが、無事に取り付け、燃料漏れが無い事の確認のご連絡も頂きまして、安心いたしました。

古いバイクを直すのは、いろいろと大変ですね。私もそろそろ工場に眠っているバイクのエンジンを組み直したいところですね。

また何か御座いましたら、お気軽にご相談くださいませ。

ありがとうございました

岐阜 アルミホイール修理・リペア・塗装・アルミ溶接・ロウ付けの専門店
アームズ エンジニアリング
創業25年、実績、信頼、豊富な経験


アルミホイールの修理、修正、再生から、完全リフレッシュ塗装、パウダーコート、クラック修理、アルミ溶接、メッキホイールなど何でもご相談くださいませ

アームズ職人まで、 お気軽に~♪

ARMS
〒501-6013 岐阜県羽島郡岐南町平成4丁目44
TEL 058-240-1333
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